光インターネットの契約時に利用できるスマホセット割引は、非常に大きな特典です。スマホセット割の無いプランは対象外と考えても良いくらい、割引額が大きいです。
スマホセット割は大きく3つの事業者が行っています。
- auスマートバリュー
- SoftBankおうち割
- ドコモスマホ割
では、どのスマホセット割がお得なのでしょうか?
基本的には、現在持っているスマホの契約会社と同系列の光インターネットサービスを選びましょう。3つのプランの割引額はほとんど同等で、わざわざ機種変更するほどの差はありません。
もしも家族内で利用している会社がバラバラであれば、ひとつの会社にまとめた方が良いかもしれません。家族で同じ会社のスマホをもっていればスマホ契約の割引がききますし、さらに光インターネットのスマホ割がさらにお得になります。
スマホセット割比較
条件 | au | SoftBank | ドコモ | |
大容量プラン | 2年間 | -2,000円/月 | -2,000円/月 | -3,200円/月 |
3年目~ | -934円/月 | -1,008円/月 | ||
標準プラン | 2年間 | -1,410円/月 | -1,522円/月 | -2,500円/月 |
3年目~ | -934円/月 | -1,008円/月 -500円/月 | ||
小容量プラン | -934円/月 | -500円/月 | -800円/月 |
各社ともスマホセット割はあまり大きな差はなく、特典目当てにスマホの乗り換えをするほどではありません。
しかし、あえて3つのプランの順位付けをするならば、このようなランキングになります。
- auスマートバリュー
- SoftBankおうち割
- ドコモスマホ割
「auスマートバリュー」と「SoftBankおうち割」は、家族全員のスマホやタブレットに対して割引が適用されます。スマホの数が2台、3台と増えれば、割引額も2倍、3倍となります。
一方でドコモスマホ割は家族シェアパックに対してのみ適用されます。容量が大きいプランでは割引額が大きくなりますが、他2社と比較すると割引額が少し下がります。
auスマートバリュー
スマホデータ定額 | 2年間 | 3年目~ |
10G以上 | 2,000円/月 | 934円/月 |
5G以上 LTEフラット ISフラット |
1,410円/月 | |
その他 | 934円/月 |
3つのスマホセット割の中で最もお得なプランは、auスマートバリューです。
2年間最大2,000円/月割引と、大幅な割引が効きます。家族全てのスマホ・タブレットに適用されるので、もし4人家族であれば最大8,000円も割引となります。
光インターネットの毎月料金が5,000円前後なので、お釣りが来ますね。
3年目からは割引額が下がりますが、契約している限りずっと-934円/月です。4台スマホがあれば、3,736円の割引となります。インターネット料金が実質1,500円ほどの負担で利用できてしまうことになります。
SoftBankおうち割もほとんど同じ体系ですが、標準プランの3年目~の割引額でauスマートバリューの方が優秀です。SoftBankユーザーの利用者数の多いホワイトプランが、3年目~は-500円/月しか割引されません。
ホワイトプランはキャンペーンによって3年目~の割引が-1,008円/月となっている場合がありますが、キャンペーン終了後には下がってしまいます。総合的に見ると、auスマートバリューの方が少し上と評価しました。
auスマートバリューのデメリット
auスマートバリューを利用するためには、ひかり電話をセットで加入しなければならないという条件がつきます。
ひかり電話は月額500円するので、使わないという人にとっては大きなデメリットです。
しかし、ひかり電話をつけてでもauスマートバリューを付けた方がお得なので、付けざるを得ないというのが現状です。
また、これはデメリットとするのは正確ではありませんが、契約時には必ず把握しておいてほしい点がひとつあります。
auひかりは、独自の光回線を利用しており、フレッツ光からの転用ができません。また、現在フレッツ光を利用している方は、フレッツ光の解約・違約金の支払いや、auひかりの回線工事が必要となります。
新規工事が必要な場合は、工事費サポートキャンペーンや、キャッシュバック特典が受けられるプランを選びましょう。
SoftBankおうち割
条件 | 2年間 | 3年目~ |
大容量パック | -2,000円/月 | -1,008円/月 |
標準プラン | -1,522円/月 | -1,008円/月 -500円/月 |
3Gケータイの場合 | -500円/月 | -500円/月 |
SoftBankおうち割は、auスマートバリューとほとんど同じ仕組みです。
SoftBankおうち割は、キャンペーンが豊富なのが特徴です。
例えば、ホワイトプランは通常は3年目~の割引額が-500円/月のところ、キャンペーンによって-1,008円/月に引き上げられています。
ギガ特盛キャンペーンでは、「通信料割引特典1年間毎月1,522円」+「データ増量特典1年間毎月2GB増量」が適用されます。スマホセット割と合わせると、毎月最大3,522円の大幅な割引がされます。
ただし、これらはキャンペーン期間限定という制限がつきます。SoftBankユーザーの多くが加入しているホワイトプランも、キャンペーンが終了してしまうと割引額がガクンと下がってしまいます。
SoftBank光は光コラボ
SoftBank光のメリットは、NTTフレッツ光の回線を利用している、光コラボレーションという点でしょう。
もし現在フレッツ光を利用されているなら、SoftBank光への転用プランにすることで、違約金が発生しません。プロバイダが変更になる場合は、プロバイダの違約金のみとなります。
光回線はフレッツ光と同じものを利用できるので、工事費がかからず、手続きも簡単なので短期間で切り替えができます。
同じ回線で契約内容だけ切り替わるので、インターネット環境が変わる心配がないのは大きなメリットです。
ドコモスマホ割
条件 | 割引額 |
シェアパック30 | 3,200円 |
シェアパック20 | 2,500円 |
シェアパック15 | 1,800円 |
シェアパック10 | 1,200円 |
シェアパック5 | 800円 |
データLパック(8G) | 1,000円 |
データMパック(5G) | 800円 |
データSパック(2G) らくらくパック(200MB) |
500円 |
ドコモスマホ割は、他2社と少しシステムが違います。ドコモのシェアパックの契約内容に対して、一定額の割引が適用されることになります。
- 2年特典が無い
- 割引額が少ない
- マンションタイプは割引が低い
auスマートバリューとSoftBankおうち割は、はじめの2年間は最大2,000円割引と、特典がついています。しかし、ドコモスマホ割は割引額が一定です。
また、他2社がスマホ1台あたりの割引で、スマホの台数が多いほど割引額が大きくなるという仕組みに対して、ドコモは基本的には1契約のみ割引が適用されます。
家族4人の場合、auスマートバリューでははじめの2年間は最大8,000円、3年目~も3,736円の割引となります。
ドコモスマホ割は家族4人でシェアパック20を利用している場合、2,500円の割引となります。シェアパック30でも3,200円割引で、3年目~の割引額を下回ります。
さらに、光インターネットの契約がマンション・集合住宅タイプの場合、ドコモスマホ割の割引額が下がります。シェアパック20が2,400円割引に、シェアパック30は3,000円割引に引き下げられます。
NTTドコモが提供するサービスは信頼性は高いものの、サービス面では一歩後れを取っています。